【道北】 インフラ施設の点検整備は 喫緊の課題
ダム・ため池・頭首工・etc.. 老朽化施設の点検と整備
戦後の日本では、公共事業によって道路や鉄道、ダム、河川など、数多くのインフラ施設が整備され、これら事業は戦後復興とその後の高度成長を支える原動力となりました。ところがそうして造られた施設は今、一斉に耐用年数の限度を迎えることとなり、老朽化施設の点検・整備は喫緊の課題となっています。
一方、大規模地震は想定される被害が甚大かつ深刻であるため、近年は地震対策の重要性が大きく取り上げられています。地震被害の分析が進んだことで、既存施設の解析手法や耐震対策も改められてきており、耐震点検は今や最先端の分野でもあります。
大量の水や土砂を貯えるダムやため池、川を堰き止めて取水する頭首工といった重要な施設の更新には、コスト、時間、そして高い水準の安全性が必要とされ、容易に建て替えを行うことはできません。しかし施設の老朽化は着実に進行しており、特に道北では、冬は一日中マイナス気温であることも珍しくないため、凍結融解作用によってコンクリート施設は著しく損耗していきます。今ある施設を長く使い続けるため、如何にして管理・整備を行い施設を延命させるか、その方策が求められています。
当社では、耐震点検や機能保全計画、施設長寿命化計画などの業務で培ったノウハウを活かし、この課題に正面から取り組んでいます。多角的な調査で施設の損耗程度を明らかにするとともに、今後の劣化予測や対策工法を検討し、施設の長寿命化と機能維持に向けた最適なシナリオを提案していきます。
機能診断:洪水吐躯体調査
機能診断:洪水吐躯体調査
機能診断:ため池堤体調査
機能診断:ため池堤体調査
耐震点検:堤体解析モデル
耐震点検:堤体解析モデル
擁壁の傾倒調査
擁壁の傾倒調査
ひび割れ・剥離状況の調査
ひび割れ・剥離状況の調査
コンクリートテスターによる強度推定試験
コンクリートテスターによる強度推定試験
近年の業務実績<農業用 用排水施設>
年度 | 発注機関 | 業務名 | 業務内容 |
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2022 | 浦臼土地改良区 | 令和4年度 農業水路等長寿命化・ 防災減災事業浦臼地区水管橋設計 業務 |
水管橋実施設計 |
2022 | オホーツク 総合振興局 |
水利施設 山林川地区 設計61 |
函渠附帯工設計 |
2021 | オホーツク 総合振興局 |
水利施設 山林川地区 設計1 |
箱型函渠実施設計 |
2021 | 帯広開発建設部 帯広農業事務所 |
芽室川西地区 上清川 第2幹線用水路38号工区 実施設計等業務 |
パイプライン実施設計 耐震設計 土質調査 |
2021 | 帯広開発建設部 帯広農業事務所 |
芽室川西地区 上清川 第2幹線用水路37号工区 実施設計等業務 |
パイプライン実施設計 耐震設計 土質調査 |