近畿地方整備局 国営飛鳥歴史公園事務所長表彰を受賞しました
- 表彰
この度、近畿地方整備局における優良建設業者表彰に関し、当社が実施した「平城宮跡歴史公園朱雀大路跡等実施設計業務」(国営飛鳥歴史公園事務所)が優秀であると認められ、事務所長表彰を受賞しました。
本業務の概要等は以下の通りです。
業務概要
本業務は、国営平城宮跡歴史公園のうち史跡朱雀大路跡、特別史跡平城宮跡内の二条大路跡、第一次朝堂院南面広場について、過年度までの調査・検討及び基本設計の結果等を踏まえ、遺構の確実な保護に留意した詳細設計を行った業務である。
1.業 務 名 | 平城宮跡歴史公園朱雀大路跡等実施設計業務 |
2.業務場所 | 奈良県奈良市佐紀町239番地の3 国営飛鳥歴史公園事務所 平城分室内管内 |
3.工 期 | 平成27年11月7日~平成28年8月31日 |
4.業務内容 |
1) 測量調査 1式 2) 基本事項の決定 1式 3) 朱雀大路跡実施設計 1式 4) 二条大路跡実施設計 1式 5) 第一次朝堂院南面広場実施設計 1式 6) 関係機関等協議用資料作成 1式 |
優良と評価された点
史跡朱雀大路跡、特別史跡二条大路跡、第一次朝堂院南面広場の整備にあたり、既往発掘調査から遺構面の高さを3次元データ(GIS)に整理し、容易に最高遺構高等を把握できるようにしたこと。また、遺構側溝の復元において、復元済施設の施主へのヒアリングを行い、既往発掘調査結果を整理し、関係機関との協議を踏まえた法線の設定、決定根拠の整理が評価されたものと考えます。
当該業務における技術的特徴は以下の通りです。
- 朱雀大路・二条大路の法線および復元構造については、有識者の意見を踏まえて決定した。
- 造成設計については、既存発掘調査の遺構高を整理・協議確認しつつ、盛土荷重等の影響解析結果(FEM解析)等を考慮して遺構保護を図った。
- 隣接工事計画調整して景観形成、利便性やバリアフリーに配慮した設計とした。
- 工程短縮など平円滑な工事実施に向けた施工段階における遺構保護マニュアル(案)を作成した。
拠点ゾーン全景
朱雀大路(大宮通りより朱雀門方面)
二条大路(朱雀門より東の若草山方面)
プロジェクトメンバー
管理技術者 | 能美 享 | 技術士(建設部門:河川、砂防及び海岸海洋) |
担当技術者 | 谷山 徳二 武田 直洋 灰谷 聡 平井 孝幸 高畑 保紀 長谷川 浩 矢野 英一 重田 昭悟 |
技術士(建設部門:土質及び基礎) RCCM(河川、砂防及び海岸海洋) 技術士(建設部門:道路) 技術士(建設部門:道路) 測量士 測量士 測量士 測量士 |
アドバイザー | 酒井 信行 | RCCM(建設環境) |
照 査 | 山本 智 | 技術士(総合技術監理部門:建設-道路) (建設部門:道路) |
松本所長(左)から表彰状を受け取る当社社長の池田(右)
当社社長の池田(前列左から2人目)