関東農政局長表彰を受賞しました

  • 表彰

この度、令和6年度関東農政局所管農業農村整備事業等優良工事等受注者の表彰において当社が実施した下記業務が優良と認められ、令和7年2月20日に表彰されました。
令和6年度関東農政局所管農業農村整備事業優良工事等表彰
本業務の概要等は以下のとおりです。

1.業 務 名 令和5年度国営造成水利施設ストックマネジメント推進事業霞ヶ浦用水地区管内調査業務
2.業務場所 茨城県坂東市菅谷地内、結城郡八千代町瀬戸井及び坂東市猫実地内
3.工  期 令和5年9月11日 ~令和6年3月15日
4.業務内容 本業務は、国営霞ヶ浦用水農業水利事業で造成された岩井線及び八千代幹線の管内調査及び機能診断を行うものである。
【業務対象施設】
(1)機能診断作業
 1)事前調査(資料調査・問診調査) 1式
 2)現地調査計画の作成      1式
 3)健全度評価          1式
(2)現地調査作業
 1)管内面調査  1式
 2)たわみ量調査 1式
 3)継手間隔測定 1式
 4)ひずみ量測定 1式

優良と評価された点

本地区は年間通水しているため、調査可能時期の制限があり、更に調査に要する通水停止期間を最小限にするよう施設管理者から要望があったことから、業務を効率的に実施することが求められた。また、調査延長が長いことと、過年度の調査実績から管内の堆積土砂撤去に時間を要することが課題であった。
①本業務の対象となる八千代線は、小口径(φ500)のため「管内自走式ロボットカメラシステム」を使用して機能診断を実施した。管内カメラ調査は、付属のケーブルに調査可能延長が支配されることから、専用車両やマンホール口にガイドローラーを取り付け、ケーブルの送り出しの負担を軽減することにより、長距離の調査(最大600m)が可能となった。また、管内径測定装置の操作及び測定値の転送をLANケーブルで行うことができるよう改造することにより、通信距離を延ばすことが可能となるなど創意工夫がなされた。
②調査の実施にあたり、管内の状況確認を行ったところ、相当量の堆砂が確認された。堆砂を効率的に撤去するため、高圧洗浄を行いながら、吸引車により管外へ搬出することによって、調査期間に余裕を持たせることができ、調査精度が向上した。
③管内調査にあたっては、通水停止期間の制約がある中、施設管理者の維持管理に支障のない期間(11月中旬~12月)に調査を実施するなど、円滑に業務を遂行することができた。
以上のとおり、本業務はその成果が特に優秀で、他の模範となるものであるので、優良業務として表彰する。

プロジェクトメンバー
管理技術者 長馬 禎 技術士(農業部門:農業土木)
   (建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)
農業水利施設機能総合診断士
担当技術者 日照田 智 技術士(農業部門:農業土木)
中島 啓光 技術士(農業部門:農業土木)
農業水利施設機能総合診断士
高橋 直樹 技術士(農業部門:農業土木)
農業水利施設機能総合診断士
佐藤 清也 技術士補(建設部門)
澤山 和彦 技術士(農業部門:農業土木)
   (総合技術監理部門:農業-農業土木)
農業水利施設機能総合診断

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当業務管理技術者の取締役東京支社技術部長 長馬(下段左から2番目)

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