北陸農政局 関川用水土地改良建設事業所長表彰を受賞しました
- 表彰
この度、令和6年度北陸農政局所管農業農村整備事業等優良工事等の受注者表彰において当社が実施した下記業務が優良と認められ、令和7年1月29日に表彰されました。
本業務の概要等は以下のとおりです。
1.業 務 名 | 関川用水農業水利事業期中評価検討業務 | |
2.業務場所 | 新潟県上越市、妙高市地内 | |
3.工 期 | 令和5年 8月4日~令和6年3月15日 | |
4.業務内容 |
国営関川用水土地改良事業計画における事業の期中評価のための基礎資料作成及び費用対効果分析等を行うものである。 〔当初計画概要〕 受益面積 :5,832ha 総費用総便益比:1.27 効果算定項目 :作物生産効果、営農経費節減効果、維持管理費 節減効果、地域用水効果、水源かん養効果 |
優良と評価された点
①【創意工夫】
総費用総便益比の算定と結果の分析:当該地区の営農計画、農業振興計画及び統計資料等を詳細に分析・整理して総費用総便益比を算定した。また、事業計画時との相違点や効果額の増減要因等を分析し、比較表により分かりやすく整理したことにより関係者の理解を早期に得ることができた。
②【ライフサイクルコスト低減】
事業コスト縮減に係る説明資料の作成:旧関川中央管理所解体工事において地下工作物を存置することでコスト縮減を図り、説明資料は周辺環境への影響や工法等の特徴を踏まえ、分かりやすく作成した。
③【波及効果】
環境との調和への配慮:環境配慮の取組では、既存資料の収集や関係者からの聞き取り及び現地確認等を詳細に行い、簡潔で視覚的に分かりやすい説明資料を作成した。また、小水力発電施設(笹ヶ峰発電所)については、温室効果ガス削減量を算出し地球温暖化対策への貢献も示した。
④【創意工夫・波及効果】
説明用資料作成:基礎資料及び説明資料は、図表や写真を有効に活用して簡潔で視覚的に分かりやすく作成し、説明資料については委員会等でのプレゼンを想定しパワーポイントで作成した。また、みどりの食料システム戦略、農業DX、SDGs、食料安全保障等への関心の高まりを踏まえ、地域における取組(施設園芸作物の導入、スマート農業、輸出米や有機栽培米、農福連携等)を整理し、地域の幅広い取組を支えていることを示した。
以上のとおり、本業務はその成果が特に優秀で、他の模範となるものであるので、優良業務として表彰する。
管理技術者 | 徳永 和博 | 技術士(農業部門:農業土木) |
担当技術者 | 谷本 和宏 | 技術士(農業部門:農業土木) |
曽田 夏希 | 技術士補 (農業部門) | |
板倉 祥浩 | 1級建築士 |