神奈川県流域下水道整備事務所より優良業務顕彰および優秀技術者顕彰を受賞しました
- 表彰
この度、神奈川県流域下水道整備事務所において、当社が実施した「酒匂川流域下水道 右岸処理場 連絡管廊(2)(3)(4)耐震詳細設計業務委託」が優秀であると認められ、令和6年12月3日に顕彰を受賞しました。
また、同業において当社技術2部の藤井 亮が優良技術者顕彰を受賞しました。
本業務の概要等は以下の通りです。
業務概要
酒匂川流域下水道右岸処理場(扇町水再生センター)の連絡管廊(2)(3)(4)(Ⅱ類 地中埋設線状構造物)の土木施設を対象に耐震補強が必要となる部材に対して詳細設計を取りまとめる業務である。本施設は、過年度の耐震診断報告書を参考にして、耐震補強設計を実施した。本業務では現場状況、管廊内配管状況等を考慮し補強および施工方法を選定した。補強方法は、曲げNG部材にはコンクリート増厚工、せん断NG部材にはせん断補強鉄筋挿入工を採用した。基本的には管廊内から配管の移設を伴いながら施工するが、移設工事費を加味して検討した結果、頂版部の補強には地上部からの開削工法を採用した。また、管廊内の配管類、地上部の埋設物の支障物について、申し送り事項として整理した。
1.業 務 名 | 酒匂川流域下水道 右岸処理場 連絡管廊(2)(3)(4) 耐震詳細設計業務委託 |
2.業務場所 |
神奈川県小田原市扇町六丁目 地内 |
3.工 期 | 令和4年7月29日~令和5年8月31日 |
4.業務内容 | 連絡管廊(2)(3)(4)耐震詳細設計 1式 |
優良と評価された点
本施設は、令和2年度~令和3年度にかけて耐震診断及び基本設計が実施されていた。そのため、本業務ではまず過年度業務の照査として、妥当性に関する評価を行った上で、諸条件の整理を行い、耐震補強を実施した。また、処理場管理者と協議を行い、管廊内の支障物の重要性を確認した上で施工における留意点等の課題を整理し、本施設の耐震化に向けた現実的な施工方法を選定したことが評価されたものと考えます。
本業務における技術的特徴は以下の通りです。
- Ⅱ類地中埋設線状構造物に対する静的線形解析での耐震補強
- 過年度業務の耐震照査と補強方法の妥当性確認
- 耐震性能が不足する部材に対する耐震対策の検討
- 耐震補強の実施に対する支障物などを加味した施工方法の検討
プロジェクトメンバー
管理技術者 | 藤井 亮 | 技術士-総合技術監理(上下水道-下水道) |
照査技術者 | 小川 勝博 | 技術士-総合技術監理(上下水道-下水道) |
担当技術者 | 竹山 昭夫 伊與田 昌史 内藤 真穂 |
技術士(上下水道-下水道) 技術士補(農業部門) 技術士補(建設部門) |