近畿地方整備局長表彰を受賞しました
- 表彰
この度、国土交通行政関係功労者表彰式に関し、当社が実施した「由良川中流部河道掘削詳細設計業務」が優秀であると認められ、近畿地方整備局局長表彰を受賞しました。
また、同業務において当社技術2部の安藤和幸が優秀建設技術者表彰を受賞しました。
本業務の概要等は以下の通りです。
業務概要
本業務は、由良川中流部における河道掘削(樹木伐採含む)を実施するための詳細設計を行ったものである。
1.業 務 名 | 由良川中流部河道掘削詳細設計業務 |
2.業務場所 |
福知山市字興地先~綾部市位田町地先 |
3.工 期 | 令和3年6月18日~令和4年2月18日 |
4.業務内容 | 河道掘削詳細設計 一式 地質調査 一式 |
優良と評価された点
流下能力向上を目的とした河道掘削・樹木伐採の計画を行うなかで、現地の河川環境を評価したうえ、掘削形状を工夫することで、多様な生物の生息・成育環境を形成するワンド湿地環境の創出を図った。また、河道掘削検討WGに向けて迅速な資料作成を行った点が評価されたものと考えます。
当該業務における技術的特徴は以下の通りです。
- 全体的な河道掘削方針の検討では、高水敷掘削と低水路拡幅の比較を行い、みお筋の良好な環境が維持され再堆積の可能性が少なく、経済性も有利である高水敷掘削を最適案とした。
- 掘削形状の検討にあたって、土地利用、保安林、環境情報、地形などの条件を整理した。
- 現況にワンドが確認される箇所では、地形を活かして掘削形状を工夫することで、湿地環境の拡大創出を図った。維持管理面への配慮としては、ワンド端部に深みを持たせるとともに周辺で草地化を図り、ワンド内への木本類の侵入防止を図った。
- 由良川の河川環境の評価を行うにあたっては、中流部を対象として河川環境区分シートを作成した。
- 河道掘削によって発生する残土に対しては、由良川の築堤工事が概ね完了している状況から、築堤材料以外の活用方法を検討した。
プロジェクトメンバー
管理技術者 | 安藤 和幸 | 技術士(建設部門) ※今回「優秀建設技術者表彰」を受賞 |
照査技術者 | 福嶋 恭正 | 技術士(総合技術監理部門:建設)(建設部門) 博士(工学) |
担当技術者 | 高橋 新司 | 技術士(建設部門) |
谷山 徳二 | 技術士(建設部門) | |
野村 尚樹 | 技術士(総合技術監理部門:建設)(建設部門) 博士(工学) |
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井上 丈嗣 | 技術士補(農業部門) | |
西野 研吾 | ||
アドバイザー | 酒井 信行 | RCCM(建設環境) |