清水寺
西国33ヵ所観音霊場第16番札所である清水寺は奈良時代末宝亀9年(778)、延鎮上人が音羽の滝の傍に草庵を結び、千手観音を祀ったのが始まりとされ、その後延暦17年(798)に、坂上田村麻呂が堂宇を整えたと伝えられます。世界遺産(文化遺産)
寺名は、寺の裏にある音羽山からの清澄な水が、音羽の滝となって流れ出ていることに 因んでつけられたとされます。この滝は、日本十大名水の筆頭にあげられる名水で、無病息災・不老長寿の霊水とされています。
「清水の舞台」として知られる本堂(国宝)からは、京都市街が一望されます。この舞台は幅約18m、奥行き約10mの檜板張りで、高さ13mの欅柱149本で支えられていますが、釘が一本も 使われておりません。
三蹟の一人、藤原行成の書と伝えられる「清水寺」扁額を掲げた仁王門を入ると、境内には、三重塔、経堂、開山堂、本堂(舞台)が建ち並び、音羽の滝の奥には阿弥陀堂、奥の院がある。
清水寺に至る道に三年坂(産寧坂)と呼ばれる坂があるが、東山八坂のひとつで二年坂とともに観光客に人気があり、八坂塔が見え隠れする石畳道の両側には、多くの土産物店や甘味処が並びます。